ニュイサンジョルジュのシャンブルドット

2010年10月7日(木)
 
 車で10分位走った所に今日泊まる「マノワール」というシャンブルドットがある。本当にのどかな田舎風景だ。14年前にプロヴァンス地方のsimianeという所に泊まった事を思い出す。旅中に偶然出会ったBunさんに紹介してもらった。プロヴァンス料理を教えてもらいながら泊まれる民宿?かな。今のようにシャンブルドットなんて言葉を知らなかったころ。そこはすごく田舎で駅も隣町にしかなく、前日予約でOKでした。フランス人の家庭で日本語の上手なお嬢さんがいて、情報もなく町の名前とレストランだけで行き方を教えてもらったり、あるインフォメーションで言葉が通じなくて困ってた時に電話して通訳してもらったり。すごくお世話になり懐かしい。もう一度お会いしたいとは思うけど所在が分からないらしい。料理上手なお母さんと物静かで穏やかなお父さん。大学の教授だったかな。。フランスの田舎に一日だけホームステイした気分だった。・・・と思い出はおいといて到着。 ご主人はイギリス人で今週はご主人の誕生日だからイギリスから家族が来ていて今ディジョン観光に行ってるらしい。

  

  

 大きなお家だ。まず部屋に通された。やはり、お姫様の部屋のようで大きいベッドと小さいベッドと2つある。暫くしたら奥さんがお茶を持ってきてくれた。ジャスミンティー。大好き。部屋で寛いで洗濯機はあるか聞いてみると5ユーロだそうだ。それは高い。手洗いにして外に干しておいた。今日は夏のように日が照ってたのですぐ乾くだろうと思ったら物干し竿が日陰だった・・。

 外に出たら馬が4匹柵の中に入っていて私を見ると寄ってきた。人懐こい。隣のおばあさんが飼っているらしい。 

   

しばらく4匹と遊んでいたら奥さんが出てき写真を撮ってくれた。ここを出て真っ直ぐ行った所に教会があってそこを真っ直ぐ行くとカシスの木の畑があってそこを真っ直ぐ行くと栗の気があって運がよければし鹿に会えるかもと言われたので早速行ってみる事に。歩いているとすごく綺麗な夕日。

 
だが教会?ないぞ。この道でよいのか?近所の人に聞いてみる。
案の定英語は通じず、親切にも英語を話せる人を呼んできてくれる。とにかく真っ直ぐでいいらしい。まっすぐ歩いて行くと教会らしき建物が見えてきた。でもまだ遠いい。
やっと教会へ到着。
歩いて15分くらいかな。でも先は行き止まり?とりあえずそれらしき風景に向かって右に歩いてみた。かなり歩いたけど着かず戻ってくる。
夕飯にはまだ時間があってのでそこら辺探をしてみる。分からない。公園があってそこで子供を遊ばせていたご婦人に聞くが英語が全く通じず、親切にも電話で妹さんを呼んでくれたのだが彼女も話せず。。しょうがなくもう一度聞いて明日出なおす事にした。

 戻ると丁度良い時間で、旦那さんたちも帰って来た頃だった。7時半から食事スタートだと言ってたので食堂へ。
座って待ってると暫くしたら旦那さんが来てみんなとご挨拶。お姉さんとその旦那さんともう一人お姉さんと妹さん。みんなかなりふくよかな事。そしてソファーに座って食前酒を飲んだ。マティーニだとか。
このマティーニは飲みやすくて美味しい。
 イギリス人に囲まれてすごくゆっくりな英語で会話。
イギリス人の英語は聞き取りやすいし、私のつたない英語でも理解しようとしてくれる。意味がよく分からなくて誤っても気にするなと、みんななんて優しいのだ・・。
それにしても夕飯おそいなあ・・。
 団欒していると旦那さんに呼ばれた。キッチンに行ってみると奥さんが一人でおおあらわ。
バジルのペーストを作ったのでそれでパスタを絡めたイらしい。手伝ってくれとのことだ。一人で7人前はしんどいらしい。お皿もちゃんと暖めてある。
私が日本でコックをしてると言ったから慣れてるだろうと言う事で頼んできたのだ。順番に持って行って座ってると奥さんが来て夕食開始。
バジルのパスタはとても美味しかった。
アンティパスはバイキング形式になっている。ピーマンにアンチョビを刻んで何かミンチにしたものを混ぜて詰めたファルシ。イチジクと生ハム、ルコラ入リサラダ、野菜の炒め物など。
次にスープが出てきた。きのこが入ったスープ。とても美味しかった。メインは鶏肉を一口大に切ってカレーパウダーとコリアンダーをまぜて紙に包んで焼いたものだった。どれも非常に美味しかったのだが、これってイタリアン?ブルゴーニュ料理が食べれるのかと思って楽しみにしていたのだが、ちょっと郷土料理とはちょっと郷土料理とは違うみたい。最後のデザートはマンゴーにフロマージョフランをかけたものがでた。
 しかし、奥さんの英語を聞いてると、私から聞いてもお義理にもあまり上手いとは言えず、まるっきしベタな日本語英語のようなものだった。
それでもみんなと楽しそうに笑ったりしているのでそういう英語でも通じるのだ。なんかあまりよく会話も分からないし、私に対しても奥さんは英語で話してくるのでよく理解出来ず、私の日本語も奥さんはあまり理解していないようだ。他のお客さんの時もこんなにほったらかし?

 自分達で盛り上がっていたので私は眠いから先に寝に行った。昼はあんなに暑かったのに夜は冷える。シャワーを浴びようと浴室へ。蛇口からシャワーに切り替えようとしたが、シャワーにならずえっ?これどうやってシャワーにするの?15分くらい挌闘するが分からず、だんだん冷えてきたので諦めて蛇口から直接洗う事に。
 頭が洗いにくい!!やっと洗い終えて身体が冷え切ってしまったので湯船にお湯を張ろうとしたが、これもお湯が湯船にたまらず。そしたら今度はお湯が出なくなってしまった。
風をひたらたまらんと思いそそくさと出て部屋へ。部屋もムチャ寒い。こういう所は部屋が広いし、暖房を入れないんだろうな。暖房費も高いし。ヴィラでもそうだった。だから冬はフランスは宿泊施設を閉める所が多いいのか。

 もう寝よう。布団に入って就寝。


何か、今回の旅はアメリカとイギリスの世界に浸ってるなぁ。