カマルグの町をミニ列車で

2010年10月13日(水)

 オーストラリアの英語はアメリカともイギリスとも違う・・なにか農場のようなにおいがする。ちょっとなまってるのか、聞き取りずらいかも。でも優しげな心穏やかになるしゃべり方だ。 オーストラリア人と色々話をしながらバスを待った。バスが来てこのバスだと。新たにフランス人の観光客女性二人も同じバスに乗った。バスはガラガラだった。あまりカマルグまでは観光客はいかないのかな?50分くらいバスに乗るので10ユーロくらいかと思ったら
2、50ユーロだった。安い!!小銭を用意してなかったので大きい札を出すと小さいコインはないのかと言われたがちょうどなかった。
バスの運ちゃんもおつりを出すのに苦労している。申し訳ない。

 7時50分 アルルの駅を出発し、サント・マリー・ド・ラメールへ。

この地は遠い昔3人のマリアがイエスの死後ユダヤ人によって海に追われ、ここまで流されてきたらしい。このサント・マリー・ド・ラ・メール(海の聖マリアたち)と名づけられたこの地は巡礼の地となったそうだ。5月24日25日。19月22日の一番近い土・日には巡礼者の祭りがあるらしい。
 もうじきか・・。ちょうどこの期間も巡礼の祭りが行われるのだ。あと4日日程をずらしていれば見れたのかもしれない。

 バスが走ってしばらくし、地元の人間が乗り込んだ。それでもバスはまだガラガラ。少しバスが走っただけで風景が変わる。景色の良い草原が出てくる。しばらく走ってるとカマルグの白い馬が見えてくる。なんだか来たーと言う感じ。所々に乗馬クラブが見える。カマルグで乗馬をする夢がだんだん近ずいてくる。・・この夢は10月に入って決めた夢なんだが。。

 町みたいな所に着いて地元の人らしき人は降りていく。ん?ここ?オーストラリア人は降りない。一緒に乗ったフランス人観光客も降りない。あれ?ここカマルグステーションって書いてあるけど違うのかな〜と思ってたらバスが動き出した。バスのおじさんがミラー越しに私たちを発見しバスを止めて「降りないのか?」みたいなことを言った。4人が一斉に「イーシー?」(ここ?)と立ち上がりそして一斉にそそくさと降りていく。バスの運ちゃん、気づいてくれてありがとう。しかしびっくりするくらい町だ。おみやげ物屋やレストラン・ホテルも数多くある。これなら宿泊出来ただろうと残念。だが、そんなに観光客いるの?まだ町は開店前でひっそりとはしている。何件かは開店準備をしている。9時前に着きお腹空いたから開いてるカフェで朝食をとる。4人とも同じカフェに入った。

  

 9時半頃インフォメーションを尋ねるが10:00オープンだった。遅いなぁ。海を見たりぶらぶらする事に。

  

 牛や馬の銅像があった。今日は人と一緒だから記念写真をとってもらう。ついに来ました!!カマルグまで。

  

 そしてボート乗り場へ。プチ魚市場などもあってその場で魚をさばいてくれている。なんだかマルセイユに似ている。 
 オーストラリア人はボートに乗るらしい。1時間30分10ユーロだそうだ。安い!!午前の便で一緒に乗ろうかな?私は乗馬をしたい言うとどこであるの?と聞いてきたから知らない、インフォメーションでと応えた。そろそろ時間なのでインフォメーションへ。

 彼女はボートの事を聞き、彼女は乗馬がしたいと英語で言ってくれて2箇所の乗馬クラブを教えてくれた。インフォメーションでは予約はしてくれないとの事。オーストラリア人と一緒に船に乗りたかったが、メインは馬なので時間が分からないからとりあえず乗馬クラブに行って予約をしよう。そこで彼女とは別れた。インフォメーションを出てびっくりした。みやげ物屋も全て開店していて観光客が何とも多いこと。ここは有名な観光地なのか?
みやげ物屋は数多くの観光客で賑わっている。

  

  

  

 みんな観光バスか車出来たのだろう。だからホテルも多いいんだ。こんな田舎町の小さな町にしてはホテルの数も多いい。
 町から一番近い乗馬クラブ所に行ってみた。沢山白馬がいる。ここの馬は土をたべるのか?山盛りの土をモリモリ食べているように見える。

  

         

誰かいるかな?と思ったら女の人が馬に干草をやっていて私を見るとにこっと笑ってて挨拶をしてくれた。ここは乗馬クラブ?と聞くとそうだと。やりたいといったら時間と何時間かを聞いてきた。1時間じゃもったいないから1時間30分で13:30から予約をした。
1時間15ユーロと安い。1時間30分は20ユーロだった。

 予約をしてお金を払ってからまた町へ戻った。 
丁度町を観光する列車が出発する間際だった。インフォメーションにこの列車はどこに行くのか聞くと地図を広げて説明してくれた。フラミンゴは見れるのか聞いたら見れるらしい。じゃあ、乗馬まで時間あるからこの列車に乗ろう。その前にトイレに行きたかったからインフォメーションで小銭を両替してもらう。あと5分。あれ?先客か?コインが戻ってくる。時間がない〜。列車の所まで行き、トイレに行ってくるから待っててくれるように頼んでもう一度トイレへ。ななかなか出てこない。 もう一度戻って人が入ってるというとあっちにもあるかからと言われそっちの方へ。ゲッツ並んでる。だが私を見るとどうぞと。何だかコインを出して相談してる風だったからコインがなかったのか?とりあえずお先に!!無事終わって今度は流す所が見つからない!!えっどーしよー外は人が沢山いるし。。
もしかしたら離れると自動で流れるのか・・でも流れなかったら・・。とりあえず外に出て教えてもらおう・・と思ってドアを開けたら流れ出した。
ほっとしてとりあえず列車の所へ。何とか間に合って出発ーと思ってたら動かない。私が戻ってきた事知ってるよな、声かけた方が良いのかと思ったが何やら話をしている。運転手はさっき切符売ってた若い女の子でそのお母さんか?横に座ってるのは。11:10分頃に出発。私に日本人か聞いて日本人だと応えると日本語で書かれたガイドパンフレットを渡してくれた。ここも日本人よく来るところなの??あまり日本じゃ知られてなさそうだけど。
でも説明が良く分かった。列車は町を抜け車道を通って細い小道へと入っていく。

  

         
さっき行った乗馬クラブも通って行った。もしかして馬と同じコースなのかな?まあ、いっか。おっフラミンゴが見えた。オー感動!!
ガイドをしてくれながらポイントポイントで止まってくれる。池にパンをちぎって投げ入れてそれに鴨や魚が集まってきている。
なんともかわいい。思わずはしゃぎたくなる。
そして馬が放されてる牧場へ。そしたらおばさん柵を開けて列車ごと柵の中へ。わーこの中は入れるんだ。その中へ入ったらおばさんに馬たちが寄ってくる。
馬にも触れる。観光客たちは大はしゃぎ。そしたらおばさんは観光客にもパンを配っていた。私達も餌をやれるのだ。馬達は順番に観光客の所へ回っている。
パンを食べたそうに窓越しにじっと見ている馬もいるが、こっちはガラスが隔ててあるのでパンをやれない。
おばさんがそっちにも回ってパンをやっている。観光客のパンはもうなくなってしまったのでおばさんと運転席にパンがあるのを馬たちはよく知ってるのだろう。運転席に馬が押し寄せておばさんとお姉さんが馬に取り囲まれてしまった。
みんなに大いにうけている。今度もしよかったら餌でも持ってきてみようかな。
これはいい!!ただぐるっと回って6ユーロは高いかもと思ったがこんなに馬たちと触れ合えて満喫できるのならすごく安い!!最後のガイドのページにはぜひカマルグの名物テリーヌににんにくとパセリかアイオリソースを添えてお召し上がりくださいと書いてあったのでこのあとに是穂食べてみよう。すごく楽しい列車の旅だった。
 
 しかし気持ちが良い。この町はどことなくマルセイユに似ているので、ブイヤベースがあるかな?なんだかこの町が気に入った。塩が好きだからという理由だけでここまで来てしまったのだが、自然を壊さず町を作ったと言う感じで居心地が良い。車がもう少し少なければもっと良いのだが。
ここに来たらもう南までは来なくていいか・・と思ってたがいや、ここはまた来たい所だ。それどころか何年か後にはここで観光列車運転してるかも(笑)

 そして列車を降りたら12時前。そろそろ彼女もボートからら帰って来る時間か。一緒にご飯でも食べよう。港まで迎えに行くが12時にボートが戻っても彼女の姿が見えず。              
あれ?どこにいったんだろう?仕方がない。一人で食べることに。2件テリーヌはあるかと聞いたがメニューに書いてる割にはないと言われもう一件回ってみた。その店でテリーヌとスープドポワソンを頼んだ。小さいサイズと頼んだはずがかなりデカイ。
こんなの私一人じゃ無理だろ。乗馬の時間が迫ってたから急いで食べたがお腹一杯になりそうだ。しょうがないからテリーヌはキャンセルした。

 そして少し早めに乗馬クラブへ行った。