タルトタタン発祥の地へ

 2010年9月29日(水)

 12時間のフライトを経てパリへ。12時間と言ったら日本からの直行便と変わらないジャン。長かった。朝7時なのに外は暗い。ここでリカさんとはお別れ。リカさんはリヨンに行ってベルギーに行くらしい。タカシさんと、もう一人空港で一緒になった男の子とパリへ行く事に。私はジャンヌダルクの生家のあるオルレアンに行きたかったので駅の受付の人に聞いたり、切符買うのに並んだり。パスをここから使えるとかと思ってたが、結局切符は買わないといけなかった。朝7時だと通勤の人もいるせいか、人が多かった。電車の中も。でも日本の通勤ラッシュよりは全然空いてる。電車の中でもう一人一人で来ている女の子と出会って4人でパリへ。タカシさん以下3人は北駅で下車。ここからは一人でオーステルリッツへ。フランスの駅はホームに駅員さんがいないので、乗り換えの駅で降りてもどこへ行けばよいのやら。。人に聞いてなんとか。それにしても乗り換えの場所が遠い!!なんとかオーステルリッツ駅へ到着。丁度良い時間がなかったからカフェで昼食。
10:48の汽車でオルレアンへ。オルレアンに着いて、タルトタタンの発祥のホテル、オテル・ド・タタンへ行きたかったのでそこからラモット・ブーブロンへ。少し時間があったので外へ出ると、ちんちん電車みたいなのが走ってた。ジャンヌダルクの生家はこれに乗るのか?と聞いたらそうだと言ったので乗る事にした。どうも切符を買う機械のようなものがある。買おうと思っても買い方が分からない。さっきのお姉さんに言って買い方を教えてもらった。1.4ユーロだった。電車が来たのでそれに乗って出発。次の駅で4人位駅員さんが乗ってきて切符の確認。もう一度降りる場所を確認したら、親切に教えてくれた。町並みがすごくかわいらしい。映画に出てくる風景だ。駅に到着。
しばらく歩くと広場が出て、ジャンヌダルクの像があっておーここだ!
何かイベントやってたみたいで地元のテレビ局も来てた。陽気なサンドウィッチ屋のお姉さん達。5分くらい歩くとジャンヌダルクの家に到着。行って見ると閉まってる?ガイドブック見直してみると丁度クローズの時間だった。ランチタイムだ。ちょっと来るのが遅かったか・・。残念。とりあえず、ジャンヌの家の前で記念写真。また同じ電車に乗って駅に向かった。

 電車に乗って30分位でラモットブーブロンに到着。目の前にオテル・ド・タタン。早速行ってみると、店の人にクローズって言われた。ガガ〜ン!!折角来たのに・・重い荷物抱えて。時間が何もかも遅かったみたい・・。もう一つのレストランに行ったらそこもクローズ。お腹空いた〜!!もう一つBarと書いてあったレストランへ。そこは大丈夫だった。タルトタタンも食べれるというのでそこで食事をする事にした。ランチで2種類をチョイス出来た。でもフランス語しか店の人が話せないのでメニューは理解できるが、後の会話の方が???と思っていると同じお客さんが英語で助け舟を出してくれた。そしていよいよ食事にありつけることになった。紫キャベツのサラダに豚肉のマスタードソース、ムーンタルトって言っててたのでマスタードのソースに惹かれてそれにしたけど、テーブルに塩・胡椒とディジョンマスタードが置かれたのでまさか?豚肉焼いたのにこのマスタード塗るだけ?とちょっと不安に・・。でも出てきた料理にちゃんとソースがかかってて一安心。付け合せのフライドポテトを食べたらむちゃくちゃあつかった。豚肉は冷めてたけど、すごくソースが美味しかった。
店の人もすごく愛想がよく、お客さんも他に何人もいたが、みんな地元の人のようだ。帰るときに私に「オーヴァー」(さようなら)と挨拶をしてくれた。
そしていよいよタルトタタン。丸いかわいらしいタタンが登場。
アイスと生クリームが添えられてあった。美味しかった。ご満悦^^;
 食べ終わると店に飾られている剥製の事を説明してくれた。森に行って鹿やイノシシなどを狩猟してきたらしい。[ ]    

 結局ジャンヌダルクの生家の中へ入ることもタタン姉妹がいたホテルで昼食とることも出来なかったが、フランス語も出来ないのに人に道を聞きながらここまでたどり着いたのはすごいな〜と我ながら感心。

 お腹いっぱいになって満足したのでトゥールまで行く事にした。明日泊まるソミュールに近いのでそこのユースホステルに泊まる事に。

 トーマス時刻表を持って行ってたのでそれで時間を見ながら、オルレアンから乗り換えでトュールを目指す。時刻表と照らし合わせながら、次か・・と思ってたら全然着かない。。あれ?近くの席の人に聞いてみたらどうやらその駅には止まらないらしく、さっきの駅で乗換えらしかった。このままだとナントまで行ってしまうけど、まあそれでもいいか・・。どっちが見所が多いいかなと思ったりしたが、やっぱりワイン博物館に行きたいし、ユースホステルにも泊まりたいからやっぱトュールにしよう。その親切なフランス人にどこで乗り換えるか、時刻表ももらってとりあえずソミュールで降りた。

 さあ、どうしよう?どこで電車を待ってれば良いのか?駅員さんは・・。すると黒人に話しかけられた。「オルリアンに行く列車は?」えー私に聞くか?こんな自分もどうしてよいか分からず目が泳いでるアジア人の私に列車の乗り方ー??ちょうど駅員さんが通りかかったので聞いてみた。二人とも向こう側のホームだそうだ。移動する時スーツケースを重たそうに持ってたら黒人が持ってくれた。感謝感謝。二人で電車を待ってるとき何か会話を探してー私「どこから?」黒人「スーダン」私「アフリカ?」黒人「そう。」私「アフリカってフランス語じゃないの?」黒人「英語だよ」なんてこんな会話のキャッチボールが出来たことに感激!!

 電車が来て二人とも次の駅で下車。そして乗り換えてトュールへ。そして二人仲良くトュールの駅で下車。すぐその黒人とも駅でお別れ。
その間電車の上り下りは全て黒人に荷物を持ってもらいました^^:
「旅は道ずれ世は情け」だね〜。

 降りてからユースホテルへの行きかたを見ながら歩いていって徒歩25分。でもバスも出てる。荷物重いからバスに乗っていこうと思ってバス停を探して人に聞いても英語が通じる人いないし、場所がいまいち分からん。でもトュールという町はすごく大きくて夜は電球で明るい。一人のおばさんに道を尋ねたが、そのおばさんも生粋のフランス語しかしゃべらなくて通じない。そしたらこっちへと言われ、送って行ってくれるのか?何とも色んな人に親切にされすぎて親切されすぎボケになったようで、そんな脳天気な事を考えながらのこのこついて行った。そしたら、何とインフォメーションに連れて行ってくれたのだ。まだ開いている。ユースホステルの場所を聞いたら行き道は教えてくれたのだが、バスで行きたかったのに、この荷物で歩くのー。面倒だからタクシー呼んでもらうことにした。タクシーでそのユースホステルに連れて行ってもらったのだが、メーターついていて安心してて、値段も聞かなかったが後で請求された金額が30ユーロ。その時はすごく疲れて、おまけにフランスの紙幣っておもちゃみたいだからあまり高いというイメージがなかったのでそのままチップ込みということで払ってしまった。後から考えると、5,6分の距離で3000円は高いよな!!今までアジアとか行ってぼったくられた事ないけど、まさかのフランスで?今までの旅の中での一番のトホホ体験だわ。宿代より高い。おまけにユースは暖房効いてないから寒いし、シングルだし。こんな事なら駅前の安いホテルに泊まればよかった・・。とほほ・・。このタクシーに乗ったことが次の日のせこいハプニングにつながるのであった。

 まあ、疲れてるし、丸二日シャワー浴びてないからシャワー室へ。シャワー室も超汚い・・。

トイレに行きたくなるからとっとと寝よ。
・・・んー寒くて寝れない! .