せこいハプニング?

2010年9月30日(木)

 寒すぎて眠れなかった。。朝朝食の場所が分からずウロウロ。若い女の子フランス人かな?愛想のない子だったけど食堂に連れていってもらった。あまり大した朝食ではなかったけど、まずいし。。

 トゥールまで来てるからソミュールまでの約束の時間はゆっくり出来るので、せめて近くにロワール川があるというからそれは優雅に見てみよう。歩いて5分もしない間にロワール川に着いた。
川のほとりの家々が何とも中世にタイムスリップしたようで綺麗だ。

川に良く映える。駅まで行くバス停を探してたけど、人に聞いても英語は通じないし。。結局ホステルへ帰ることに。近くまで来てあれ?どこだっけ?鍵持ってるからこれで分かるかな?丁度近くにインフォメーションがあったので聞いてみることに。そしたら、何と英語で応えてくれた!!英語も得意ではないのだが、なぜかこの時ばかりは英語で話してくれて、何ともいえない安心感、ほっとしている自分がいる。14年前にフランスに来た時は日本人を見たら、みんな英語ばかり話してくるイメージがあったので当たり前にフランス人が英語をしゃべれると思ってたのだが、今回は公共の人でさえフランス語しかはなせなかった。のでなぜが、英語が話せる人に会って涙が出るくらい安心した。不思議だ。
 結局そのユースは隣だったが・・。

 ユースで荷物の整理してると、ない!!買ったばかりのヨーロッパのユースホステルが書いてある本が!!くまなく探したけど、どこにも見つからない。昨日のインフォメーションか、タクシーの中か。インフォメーションに忘れてたらいいのだが・・。道を聞きながら歩いて駅まで。昨日頑張って歩きゃよかった。そんなに遠くないじゃん。昨日のインフォメーションに行って本の忘れ物ないか、と聞いたが、ないらしい。昨日のタクシー会社は知らないだろうし。タクシー乗ったら必ずタクシー会社のカードもらうようにしよう。何だか英語も通じないし、少しだけ英語話せる男の人が来てタクシー会社を聞いたが、どこまで話が伝わっているのか分からない。なぜかその親切な男の人は私をオフィスに連れて行って中国人の男の子に通訳を頼んでいた。その中国人は日本語は分からないと苦笑いしていた。そりゃそうだ。
 とりあえず、地球の歩き方に載っていた旅のトラブルで困った事が起こったら大使館に相談しろと書いてあったので電話してもらう事に。すごい髪のちょっときつそうな中国人かな?(女性)が電話かけてくれて、本当に人は見かけで判断してはいけない。その女性はかなり親切で心配してくれた。大使館の人に電話で話をして、いきさつを言って通訳してもらった。まあ、私としてはここまですることはしたし、本が見つかったらラッキーくらいに思って、今までのやり取りは語学の勉強のつもりで少し楽しんでる所もあったが、大使館の人にしてみれば本ごときでここにいちいち電話をするなと思っただろう。通訳するだけしてとっとと電話を切った。
9月30日〜10月6日までの滞在先を渡して、本が出てきたらとりあえず連絡してくれるように頼んだ。そして駅へ向かおうとすると、そのちょっとキツそうな女性がさっきの男の子を呼んで駅まで送っていくように頼んでいた。ええーそこまで親切にしていただかなくも・・。かなり恐縮です。荷物も運んでいただいて・・
 駅に着いたらソミュールまでの切符も買ってくれて。何かあったらここへ連絡してと自分の名前と携帯番号書いた紙も渡してくれて。ふと私の頭には、この本を失くしたのって、旅の海外保険で保障されないのかな?なんで少しせこいことを思ってしまう自分がいたりなんかして・・へへ・・。

 電車の時間にまだ間があるのでワイン博物館に行こうと思ってインフォメーションで聞いたが、今はランチ休憩タイムと言われた。ガビーン!!昨日からいつもタイミングが少し遅れてる。先にワイン博物館行ってから忘れもの事件センターに行けばよかった。荷物が重たいから一番雰囲気のいい広場でカフェランチをする事も出来ず、駅で買ったサンドウイッチとコーヒーを近くのベンチで食べた。

ーそしてソミュールへ。ここで6泊7日を暮らすことになる。