フランス ストライキ

2010年10月12日(火)
 
 ちょっと寒くて起きた。やはり夜中は冷えるみたいだ。セーターを出して寝る。セーター一枚で大分違う。トュールはセーター着てても寒かったのだが。
朝早くゴソゴソしたら他の人が起きるのではないかとそういう気は使うな。
朝食の時間になって下に降りていった。昨日の子供達の食事と私達一般の人のテーブルは別れていた。一般の人は全員で8人しかいない。ガラガラじゃないか。程なくしてイギリス人がやってきて向かい側に座った。彼女はよく眠れたらしい。すごい慣れてるのか。大きなバケッドが来た。ちゃんと暖めてあって美味しい。  

  


 朝食を済ませるとマクドナルドへ出かけた。開店まであと10分かー。裏に回って誰かいたら聞いてみよう。いた。朝の作業をしている。何回か声をかけて気づいてもらえた。昨日のプラグ忘れた事を聞いたら知らないと。そんな事はない〜自分で確かめるから入らせてと頼むとだめ、まだ5分前だからと冷たく却下。フランス人は結構いい加減で時間にルーズだと思ってたがこんな所はすごくまじめだ。
窓にへばりついてまだかとずーと見ていたら誰も気づかない。あんなにスタッフ沢山いるのに。一人こっちを見た人がいた。おっ気づいたか・・。無視された。そのまま時間になり鍵を開ける人が動き出した。こっちへーこない?多分空ける順番があるんだろうね。しかし融通がきかない。鍵が開いたほうのドアから入っていって昨日いた席へ行ってみたがない。カウンターへ行ったら昨日の英語が話せる男の子がいた。プラグのことを言うと他の子へあそこにあるからと取って来てと頼んで無事確保。良かった。お礼を言ってマクドナルドを後にする。9時51分のバスに間に合うか?
 バスが来たからそれに乗って駅へ向かう事にする。センターで降りて乗り換え。そしたらそのバスだんんだん郊外へ。もしかして違う駅に向かってる?バスの運ちゃんに聞いたら何を言ってるのか分からない。けどここで待てと言われ、バスは止まったまま。いつ動き出すのか聞いたら5分後だと。
 本当かぁ。でも5分後には動き出しやっとアルルの駅の近くへと行って止まった。あっちが駅だからとご親切に教えてくれる。お金を払おうとしたらいらないと言われた。フランスではあまり近くだとお金請求しないのか?何回か無料になっている。
 駅に行ったらなんかガラ〜ンとしている。インフォメーションも窓の切符売り場も閉まってる。電車の電光掲示板には列車じゃなくバスの時刻が張り出され、これはどういう事か?売店が開いていたので聞いてみた。そしたらストライキに入ってるらしい。フランスはストが多いいっと聞いていたがあまりそこまで考えてなかった。何日にストに入るのかは分かってたみたいだが。電車が全ストップ。アヴィニョンまではバスが出ていたが、バスが片道6ユーロで高いので止めた。このまま電車が動かなかったらこっちへ移住か?それならそれでしょうがない♪

 今日はアルル観光にしよう。まずカヴァルリ門
と城壁に向かって歩いてその中を真っ直ぐ行くと円形闘技場があった。

         

そこには観光客の姿も見られた。日本人観光客のツアーも見える。記念写真を撮っている。その後に続いて入場チケットを購入。6ユーロした。これは日本人ガイドの説明が聞けるかもと思い後についていったら彼らはすでにスタジアムの中に。あれ?これってどこから入るのだろう?他の観光客に聞いたが彼らも探している様子。あった、この中へ入る所が。その中へ入って行ってそれとなく日本人観光客に近づくとガイドが英語でした。。ウロウロして、ん?これだけ? 

  

この中に入るだけなら6ユーロは高すぎる。闘牛も行われていないのに。ん?壁に何か書いてある。。「タワー」と書いて矢印がしてある。あの上に出れるのだ。人が建物のてっぺんに立っている。それを目指して歩いたら上へ出れた。おーすごく眺めが良くて気持ちが良い!!これなら6ユーロは納得。  

  

  

日本人の夫婦もいた。景色は最高。堪能して回った。どこからか懐かしいアコーデオンの音色が。ここでやっと外国に来たと言う感じがした。それを聞きながら円形闘技場を後にした。

 円形闘技場から南に歩いて行くとアコーデオンの音色がだんだん大きくなる。すぐ裏で演奏していたのだ。  
お土産やのカラフルな生地とアコーディオンの音色、青い空。南フランスという感じだ。すぐそばには古代劇場が。ここは外からでも良く見えるので中には入らず外から見物をする事に。

   

 お腹が空いたのでレストランへ。広場のレストランは観光客で賑わっている。でもあまりボーイの態度が良くないので他の店へ。何も見ず入った所がクレープ屋だった。ここでクレープか。ガレットとシードルを注文した。

  

まあまあ美味しかった。外を出た所で同室のコリアンの子会った。彼女はカフェでお茶してた。アルラタン博物館はガイドブックによると2013年12月31にちまで改装の為休館らしい。
エスパス・ヴァン・ゴッホは時間があったら行ってみよう。駅に行ってドーテの風車に行くバスが何時か調べると丁度良いのがあったがどこから出てるのだろう?屋台の兄ちゃんに聞くと機嫌よく教えてくれたが結局分からずバスは発進してしまった。んーまた今度インフォメーションいいって聞いてみよう。
 さてどうしよう?市役所の近くで無料美術館があったので入ってみる事に。

  

 次は古代フォーロム地下回路に行こう。市役所の中にあったので行ってみる事に。ここもお金を払っているのだから堪能しないと。地下の中でまた遊んでいた。

  

疲れた顔 

 暴れている自分、 

 神に祈っている・・

  

色んバージョンの写真を撮り。そして地下から出てきた。
  
 もうユースも開いてる時間だ。ユースはオープン時間が決まってるからそれ以外だと外に出ないといけない。 明日はカマルグに行こう。早く行とかないとこれが最大の目標だから。 そういえば明日の泊まる所を決めてなかった。ユースでもう1泊もいいがもう少し駅に近い所が良い。カマルグに1泊したいがホテルが空いてるかどうかわからないのでアルルで取る事にした。駅から近くても5分はどこもかかる。
 カヴァルリ門を入った所にアカシアと言うホテルがあった。そこは55ユーロ。
すぐ裏にれ「レジャンス」というホテル。こちらは50ユーロ。こっちにしてみよう。明日開いてるか聞いた。50ユーロの部屋はあるらしい。部屋を見せてくれと言ったら今客が入ってるから駄目だと。部屋ではインターネットが出来るからここで決めよう。朝7時に開くから荷物はここへ置いておいても良いらしい。カマルグ行きのバスも親切に教えてくれた。ちょび髭のちょっと気のよさそうなおじさんだ・・だがなんとなくウサンくさくない事もない。お金を払えとも言わないし、そういえば私の名前すら聞かなかったが本当に大丈夫か?
まあよい。とりあえず泊まる所は他にもあるだろう。

 ユースに帰ったら新しいコリアンの女の子が入ってきていた。どうやら渡されたロッカーの鍵のナンバーがベッドのナンバーだったらしくて彼女の所を使ってたみたいだ。好きな所を選べるのではなかったみたいだ。気のいい子でそのままで良いと。フロントの男の子に明日早く出たいと言ったら今日のうちに鍵を自分に返して、シーツはあそこへ、ドアはこうすれば開くからと説明してくれた。そしてまたマクドナルドへ。やはりここを出なければ毎晩夕食がマクドナルドじゃ味気ない。今度はプラグを忘れずに念を入れて確かめてマクドナルドを後にした。

 部屋に帰ってみたらフランス人のおばさんと女の子が入っていてかなり強烈にフランス人のおばさんは女の子に話しかけていた。女の子は時折笑ったりうなずいたり、私が入ってきても見もせずおばさんはずっとしゃべってる。昨日とは雰囲気がガラッと変わった。そしたらイギリス人がもう一度戻ってきた。もう一人の韓国人も戻って来てすさまじいおばさんを見て苦笑いしてる。

 今日入ってきた新入りの韓国人はスヤスヤ寝に入った。よくこんな状況で寝れるよな。慣れてるんだろね。私はシャワーを浴びに行った。シャワーを浴び終えて部屋がシーンとしていたのでイギリス人と韓国人のところに行って、ストだけど、どうやってマルセイユまで行くの?・と聞いてみた。バスを乗り継いではあるらしい。列車は全部ストップしてるの?と聞いたら少し動いてるとか。なんだ、じゃあ移住計画もなしか・・。でもこういう話を英語で出来るようになるまで私は成長したんだ・・とつくづく思ってしまった。

 明日早く出られるように鍵も返却し、ユースのカードももらい就寝。そしたらさっきまであんなにうるさかったおばさんも女の子もそーと部屋に入ってきてドアもそっと閉めるように気を使っていた。彼女達もその辺の常識はわきまえてるみたいだった。
 電気を消して消灯。