パリへ到着

2010年10月14日(木)

 朝7時頃電車が動いているか確認しに行った。昨日航空会社からの連絡で飛行機が動いててその便にストの影響で乗れなくても航空券を買いなおすことになるらしい。現地の航空会社に直接問い合わせたら別の方法を打診されるかもという返信があった。これは何としてでもこの便に乗らなきゃ余計にお金がかかってしまう。そしたら8時16分にアヴィニョン行きがあった。マルセイユ行きもあった。どうしようどっちに・・。マルセイユでブイヤベースも食べたいが、アヴィニョンで観光もしたい。アルルのドーテの風車とヴァン・ゴッホも見に行きたかったがこの列車逃すと次いつ動くか分からない。それらは次に取っておいてアヴィニョンに行く事に。ホテルに戻って大急ぎで準備してチェックアウト。
 
 駅に駅員さんがいたからホームはどこか聞いてみた。ボルドー行きもある。ボルドー行きはアヴィニョンに止まるのかを聞きたかったがその駅員(おばさん)さんはボルドーに行きたいのかアヴィニョンに行きたいのかどっちなんだと。すごい今まで出会ったことのない不機嫌な駅員だ〜。きっとスト中なのになぜ私は出勤させられてるのだと思ってたのかも。この人を逃したらまた今度何時駅員さんに出会えるか分からなかったから、私もしつこくちょっと待った、ちょっと待ったと引き止めてたからかもしれないが。。まあ、無事にアヴィニョンに到着した。

 パリ行きのTGVの時刻を聞くと後1時間ちょっとしかない。観光が出来ない。次は?と聞いたがその時間しか教えてくれない。これだけかと聞いてたら横にアジア人の女の子が来てこっちを見てる。「何か?あなたの番はまだよ。」と思ってたらその子が英語で駅員さんにこの次は?と聞いてる。助けてくれてるのか?駅員さん自体あまり英語が話せないらしいからあまり通じてないみたいだ。とりあえずTGVの駅に行く事に。近くにいた切符を買ってる人にバス乗り場はどこか訪ねた。さっきの女の子がついてくる。ポストから出てるからと。この子もTGV駅まで行くのかな?あ、予約券買わないとと言ってさっきの窓口へ戻った。そしたら切符は向こうだと言われた。切符売り場には超だの列が出来ている。ひえー。並んでる割にはスタッフが二人しおらず、西洋人は切符買うのに時間をかけて何か聞いたりしている。
 
 その列にその女の子と並んだ。その子は韓国人でシンと言った。今アヴィニョンのユースに泊まってるらしい。今度日本の大学に行くとか。東京だと言っていたのでぜひ東京に来た際には連絡くれとアドレス交換。少しだけ日本語は出来るみたいだ。待つこと15分か20分くらいで私の番だ。やっときたら一緒に行こうとシンと一緒に窓口へ。ユーレイルパスを見せるとお金要らないと。え?予約券は?ないと罰金取られちゃうんじゃあ。。と思ったがまあなぜ並んだか分からずそのままバス停へ。私のクソ重い荷物も一緒に持ってくれて。バス停に着いたら荷物をバスに乗せてくれ、自分はユースに荷物置いてるからまだ時間あるし後で大丈夫と。えー彼女は私の為に一緒に切符売り場で並んでくれてバス停まで来てくれたんだ。私がバスのチケットをどうするか分からなかったら代わりに機械に当ててくれて。なんか旅をするたびにすごい色々な人のおかげで私は無事に過ごせているように思う。一人旅は色々大変だが、こういう出会いもあるからまたやめられない。

 TGVの駅に着いてやっぱり気になる。予約は必要だと思うし・・。3時間も席がないのはしんどいし。アヴィニョンでもう一度並んでみた。間に合うかな?
私がキョロキョロしてると前に暇そうな男がいる。順番変わってくれないかな〜などと思いながら後ろの人にこのユーレイルパスって予約券いらないのか聞いてみた。分からないらしい。そしたら前の暇そうな男が興味深げにこっちを見てる。目を合わさないように右に顔をそらしたらついてくる。左にそらしたらまたついてくる。その男は私に「英語は話せる?」と聞いてきた。「少しなら・・」というとどうしたの?と一応切符見せてTGVの切符は要らないのかというと「要らないと思う。」「本当?」とりあえず窓口へ。順番も2,3人とばさせてもらった。彼が窓口の人に聞いてくれてる。要らないらしい。それを聞いて私は「ありがとう」と言ってそのまま駆け出した。後からあの親切な人によくお礼言わなかったなぁ。そしてTGVへ。混んでる。廊下にまで人があふれてる。荷物置き場に荷物を置いて座席の方へ移動していった。そしたらさっきの親切な人が。席ここ開いてるからどうぞと言ってくれたのでそこへ座る事に。彼と一緒だったら車掌が回ってきた時に切符の事上手く説明してくれるだろう。という魂胆もあったが。私がただ乗りしようとしたんじゃない事を証明してくれるだろう。

 車掌が回ってきた。私のユーレイルパスを見てTGVのはと。やはり。彼が説明してくれてる。でもやはり予約券がないと駄目らしい。いくらか聞くと車掌はなにやら機械をいじりだした。ずいぶん時間がかかってる。どーしよー100ユーロ位取られたら。その間彼は自分の切符を探しているよう。バックから本を取り出して座席に山済みにしている。なんだか難しそうな本だ。学者か物書きか?勉強はかなりしてそうな。私の決算が出た。5ユーロだと。え?そんなに安いのだ。ユーレイルパス持ってたらTGVってそんなもんなんだ。ユーレイルパスっていいな。ホットしたらお腹が空いたので持っていたヌガーを食べることに。ヌガーってこんなに美味しいんだ。もっと買っとけば良かった。彼はまだ探してる。何か手伝う事は・・・・なさそうね。またヌガーを食べだした。彼はすごく沢山チケットを持っていてやっと無事見つかったみたいだ。良かった。

 そしてお昼過ぎにはパリのリヨン駅に到着ー。でかい!!人も多いいし。ディジョンなんかの比ではない。前来た時はこんなに多かったっけ?しかし空はどんより。だめだ田舎ボケしてこの都会の速さに着いていけない!!どこに行ったらいいのだろう?とりあえず駅を出てみる。駅でかい。インターネットカフェを探す。スッグ見つかる。自分のパソコンを持込出来る。電源も引ける。しかし初時間が高い。2ユーロ50 30分で出た。駅の近くのホテルにいてるか聞いたら空いてるらしい。88ユーロ。即決。高級そうなホテルの部屋。パリらしいかわいらしい部屋に泊まりたいな。まああと一日あるしまた探しても良いか。しかしパリはつまらん。
 洗濯物がたまってたのでコインランドリーを教えてもらい洗濯する事に。いざ着いたが使い方が分からない。どこにコインを入れるのか?ちょうど一人のおっさんが入ってきた。かなりいかつい顔つきだ。声をかけると「なんだ?」というようにムスっとしている。だが使い方を聞くとムスっとしながらでも教えてくれる。そのおっさんは洗濯し終えて今度は感想をかけるらしいがかなりの洗濯の量2つ使ってどんだけ洗濯機から出てくるんだ?と言うくらい。今度は乾燥機に入れている。何かこういう商売か?

 近くのレストランで食事する事に。なんだかパリの食事は味気ない・・。
 食事も終わって洗濯物が出来てるだろうと思って行ってみた。今度は乾燥機に入れようとして良く分からない。またあのおっさんが来たからやってもらう。6分最初は回って切れた。6分間でかなり乾燥した。あと少し。もう一度コインを入れるが回らない。あれ?どこ押すんだっけ?今度は近くにいた女の人に聞いて10分まわした。そしたらほぼ乾いた。早い!!

 明日どうしよう?パリはスルーするつもりだったからないも考えてない。ツアー会社に日帰りツアーを聞いたがつまらなさそう。ちょっと疲れてホテルで昼寝。そして夜遅くなったから近くのレストランで食事した。シーフードの盛り合わせと久々にパナッシェ。2杯飲んだ。それとデザートで38ユーロだった。

 

良くしてくれたのでチップどのくらい置けばよいか?と思ったがおつりの10ユーロと小銭を置いて去った。
 ホテルに戻りシャワー浴びてしばらくしてからのどが渇いたのでペットボトル売ってないかと出てみたが総菜屋は閉まっててバーしか開いてない。
カウンターには飲んでる男どもがズラリ。私が入っていってもカウンターをあけない。一人の酔っ払いは驚いたようにこっちを穴が空くほど見ている。しょうがない、遠慮してては飲めないのでカウンターに入って行きパンプルジュースを注文。それだけ飲んだら落ち着いたのでホテルに帰って就寝。

 明日どこへ行こう??