ピーターとお友達に
温泉から上がってホカホカの体でロッジに帰る途中にあるアイススケートリングと書いてあるところに行ってみた。この氷、本当に割れないのか?と恐る恐る踏んでみる。すると「小学生か?」と声をかけられる。「ん?日本語?」見ると日本語のしゃべれるアメリカ人。こちらで働らいているらしい。ちょっと立ち話し。体が冷えたところで夕食を一緒に食べる約束をし、いったん部屋へ戻る。
彼の仕事は氷を作ったり敷地内のごみを拾ったりする事と聞いていたが、実際はギタリストだった。ミュージシャンではないか。日本でもライブをやりに来ているらしい。ここで知り合いになった友達の何と多いい事(笑)
レストランでピーターと一緒だと3人とも英語のメニューを渡された(笑)ピーター慌てて日本語のメニューを持って来てくれて^^ ピーター曰く最初私の事見たとき、氷にそろりと足を出してたのを見て「大人みたいな子供か子供みたいな子供」かと思ったらしい(笑)話をしてみておもろそうだから誘ってみたとか。ツアーできた人と個人で来た人は性格がどこか違うらしい。
約束の時間にレストランへ行き彼のお勧めのサーモンのクリームパスタと鴨のサラダを注文。最後クレームブリュレも出てきた。美味しかった♪ご馳走になりました。
フェイスブックもしてるらしかったので友達になり、すごい不思議なご縁。昨日の人達といい、今日知り合いになった人たちもオーロラで結ばれているご縁だな〜と感じる。
オーロラ観測2日目
20:30頃、ちょうど良い時間なのでオーロラを見に行くことに。彼のお勧めのオーロラロッジへ。5分ほどやまを登ったところにある。ロッジもあり温かい。もう薄らとオーロラが見えている。今度は女性2人のお客さんを連れて登ってきた。彼女たちは日帰りツアー に参加している人たちで、たまたま知り合ってここに登ってきたみたい。ツアーだと時間が決まっててすぐ降りないといけないらしい。一人外人が登って来て入れ替えに彼女たちとピーターが降りて行った。暫くしてオーロラが遠くにいたのが徐々に近づいてきてまた頭上で活発に動き出した。おー昨日みたいに!!そしてここでは2人だけで鑑賞。何とも贅沢な!!
彼女たちは見れたんだろうか?結構速い時間に活発なオーロラが見える。今日も色鮮やかに見え、2日連続でこんなにはっきりと見れるなんてすごくラッキーだった。
外にずっとカメラ置いているからバッテリーの消耗も早く代えの電池もなくなり、オーロラが薄くなった所で急いでロッジに充電器を取りに行き充電しながら観測。
ロッジには二人だけ。人が多すぎるのも大変だけど、二人だけなのも何だか寂しい。そしたら何人かまた上がって来て一緒に観測することになった。少しほっとする。だんだん増えて結局8人くらいで観測した。ここは日本人が一人もいなかった。2時頃まで粘ってみようかと思ったが、濃くなったり薄くなったりの繰り返しでさっきみたいにかなり活動的になるのはなさそうなので1時30分頃下に下り就寝。
アラスカに来て小さいのを入れても3日連続でオーロラを見れるなんてついている。普段ついてない分今回はラッキーだ(^_-)-☆欲を言えば今日は満月なので月が非常に明るい。この月がなかったらもっとはっきりとオーロラが見えてるのになーとちょっと残念。それでも今回は(も)大満足の旅だった。
朝の散歩で
早朝・・と言っても10時30分は過ぎてはいたと思う。朝散歩をしていたらリスが餌を運ぶのに道を横断していた。しかし近づくと危険を察してか餌を置いて木に登ってしまった。だが、餌も気になるのだろう。木も登りきらず中腹でこちらの様子を伺っている。じ・・・と見てるとやはり危険より餌なのか降りてきた。今度はこちらを気にせず餌にまっしぐら。そして転がして木の上に運び込もうとしてる。その一部始終を見させてもらいました♪
こんなにのんびりしてるリスも珍しいので沢山写真を撮っちゃいました(^O^)/
また散歩のついでにトナカイ小屋まで行ってヤギ見て写真撮ってたら外国の夫婦の方も散歩してらして三脚もって一人で撮ってるとご主人がシャッターを押してくれた。
また風景など撮ってると先ほどのご夫婦。ご主人が写真を撮ってくれてたら奥さんの方が私に寄ってきて一緒に記念写真。オーストラリアからで今日帰るらしい。こういう人との出会いも旅のだいご味。
アクティビティセンターでサンセットのキャタピラツアーに申し込もうとしたら今日はまだ誰も申し込んでいないので催行されるかどうか分からないらしい。また2時半頃に確かめないといけない。
2時ちょっと過ぎ。
サンセットキャタピラどうやら人が集まらないらしく、中止するみたいだ。まあ、そうなれば温泉に入ってゆったりまったりしよう。今日は下でのんびりオーロラ観測でもしよっと。
温泉に入ると貸切状態。暫くすると送迎で一緒になったご夫婦が入って来られた。昨日のオーロラの話題で盛り上がる。だがその後夫婦もっとすごいのをここで見たらしい。だから何度か来てるとか。
ここが有名になる前から来てるらしい。そして写真の話へ。オーロラと自分とコラボして写真が撮れたと言ったら、ピンと合った?と聞かれたので昨日のおじさん(竹内さん)に教わったようにピントを人物に合わせれば綺麗に撮れたと言った。シャッター速度を6秒にしてISO感度を400で・・と。昨日までその意味すらよく分かってなかったのだが、さも自分の知識のように言っている自分がいる・・^^:
そしてまた一時間くらいしゃべって上がる。プールもあるって聞いていたので本気泳ぎしようと持ってきたゴーグルとキャップ。せっかくなのでひと泳ぎ往復してみた。最初はすごく浅かったのに向うに着いたときは足着かなくて焦った〜*1
ジャグジーに入り〆(?)の温泉へ。
ロッカーで会った日帰りのおばさんともカメラの話で盛り上がり、ロッカーの鍵のかけ方が分からない人に親切に教え、温泉の入り口も教え・・・。日本じゃ考えられない親切ぶりだぞー。
なんだろ?ここでリラックスしてたら色々な人に親切になり心が解放された気がする。中原さんにまで親切にしてしまうわ。そして夜のオーロラに向け寝ようかと温泉を後にするのだった。。
*1:+_+
オーロラ観測へ
いよいよオーロラ観測へ。せっかくなのでキャタピラ雪上車で山の上に行ってオーロラを見るツアーに申し込み行くことへ。21時15分出発だが、防寒具を借りる都合で21時にアクティビティーセンターの待ち合わせ場所へ来てくれとの事。少し早目の20時には行って写真の試し撮りをすることにした。普通に観測所があってアクティビティーセンターの裏の戸を開けたら真っ暗な観測待機場所がありそこを抜けると外に出れるようになっている。そこはセスナやスノーモービルなどのアクティビティをするようにセスナやスノーモービルが置いてあった。かなり真っ暗でアラスカのオーロラは22時〜2時の間によく見られると聞いていたが、もう何人かは外に出ていた。早いなーと思いながらメーカーの人に聞いた設定で真っ暗闇を撮ってみる。
ん?これは何だ?緑色の線が映っている。オーロラだ!!肉眼では見えなかったがカメラにはしっかり映っている。思わず隣にいたおじさんに「オーロラですよ!!」と言ってしまった。そしたら、「そう、あの白い線がそう。」と教えてくれた。全く気にしてなかったが、よく見ると白く薄い線が見えている。オーロラは肉眼では見えなくてもカメラを通すと鮮明に見えてくるらしい。その程度の知識でオーロラを見に、しかも撮りにアラスカまでやってくるなんて我ながら恐るべし!!
観測待機所に入ったら3人ほど人がいたので思わず「オーロラですよ」と言って今撮ったばかりの写真を見せた。「よく撮れてる。」と言われ、2人は外に出て行き、残り一人のおじさんはかなり詳しいご様子。何回かオーロラ見に来てるらしい。なんかはしゃいで言った自分が恥ずかし〜。しかも、このおじさんこの先かなりお世話になります。( ^^) _U~~
21時30分頃。キャタピラに乗るのにみんな外へ集まっていたら、だんだん濃くなったオーロラが。慌ててみんなカメラで撮ってる。三脚立てる暇なかったから手で構えて撮ったがやはりうまくいかず、まだ出発する気配もないので三脚セットして撮ってみた。
そしてキャタピラにみんな乗り込み、出発!!車内はかなり期待を胸にふくらました人たちが大盛り上がり。面白いお姉さんも居てなぜか道中大爆笑。
道中、オーロラがだんだん大きくなってくる。キャタピラ車の天井はサンルーフになっているので外が見えるようになっている。ちょうど頭上に来てゆらゆらと揺らめきだした。かなり大きく揺れて何分か続いた。しかし残念なことに天井のガラスはクリーンじゃないからかすんでいる。この移動時間がもったいない!!下にいれば見えたのに〜。と悔しいが、上に行けば待機せずにすぐオーロラ見えるかも。という期待。しかし、だんだん光が弱くなって消えて行ってしまって、えーもう終わりー?
やっと頂上についてさっそくカメラをセット。向うの方にぼんやりしてるのを撮ったり、さっき下で知り合ったおじさんにカメラの技法を伝授してもらったり。辺り見ると、オーロラが出てないのでみんな待機小屋に行って外には私とおじさん二人だけだった。しばらくして小屋に入り温かい飲み物をもらったりして近くにいた人たちと団らん。ほとんど日本人の団体旅行の人たちだった。
それはそれで楽しく、色々な他の体験談が聞けたり、自分の体験談を話したり(*^。^*)時間はつぶせるが、まだオーロラは出ない。時間だけが過ぎ、出たり入ったり。
アメリカのカップヌードルを記念に食べてる途中で誰かがオーロラが出た!!と言ったのでみんな一斉に外へー。上を見ると飛行機雲だった。一同一斉に落胆。また小屋へ。
残りのカップラーメンを食べ終わってじっとしていられないのでまた外へ出て、空を見上げたりおじさんと話したり。そうこうしているうちに雲が出てきて半ばあきらめモード。私たちの他は出ていない。それでも景色は綺麗なので景色だけでも撮っておこうとパシャパシャ撮って遊んでいた。
中原さんが出てきて自分たちと反対方向を向いて、「あれ、オーロラじゃない?」というので振り向くと確かにオーロラが出てきていた。3人とも一斉に走り出し、「オーロラが出た!!」と叫ぶと中からみんなぞろぞろ出てきた。
だんだんオーロラが大きくなり頭上で揺れ始めた。肉眼でもくっきり見える。すごい!!
渦巻いている。初めて見るオーロラに感動!!色も珍しいと言われているピンク色もありかなり鮮やかだ!!しかし、カメラに撮ると緑色。うまくきれいなカラフルな色が撮れない。
自分とオーロラのコラボ撮りも実現!!
しかし、初オーロラにして初写真に収め大満足!!思い切ってアラスカに来たかいがあった。数分頭上で大きく揺れ、そして薄くなり、また出たりを繰り返した。
これはこの場にいる人達しか味わえない感動。
一旦オーロラも引っ込んだのでまた温かい飲み物をもらおうと小屋に入ると入り口付近にいたお爺さんが急に倒れて救護活動が始まった。みんな遠巻きに見て手伝おうにも何もすることが出来ず、邪魔にならないように外へ出るしかない。何とも何もできない自分がもどかしい。電話がないので山頂からキャタピラ車が下山して他のスタッフを呼びに行く。こういう時電話がないのは不便である。小屋は救護活動用になり、みんなは他の子やで暖をとることに。そしてそんな事態とは関係なくまたオーロラは光を濃くしていく。写真も撮り始めたが、何となくはしゃげない。オーロラが薄くなったのでまた小屋に入って温かい飲み物をもらおうと列に並ぶが、スタッフが足りずお姉さんがてんてこ舞い。一緒に手伝うが、このくらいだったら手伝えるな。話を聞くと、倒れたお爺さん、大分落ち着いてきて話せるようになったらしい。ほっと一安心。そこのツアーの添乗員さん、後でみんなに謝りまわっていた。
本来なら2時まで観測して降りるところだが、キャタピラ車が一台足りないのでお客さんを乗せて下山し、また上に上がってお客さんを乗せ、という感じなので私たちが降りたときはもう4時になっていた。まあ、長く観測できたと思えばいっか^^;
下山は行にもまして揺れが激しく、「行より激しくない?」と言いながら揺れるたびになぜか車内は大爆笑。かなり脳天まで響く揺れ。心臓悪い人には無理そう。
下に降りて行ったら4時回ってるのに下でもまだ頑張って観測してた人たちがいた。
写真上手いおじさんがすごく綺麗にオーロラが撮れていたのでその写真をメールで送ってくれるように頼んで宿に戻りベッドに入り就寝・・と思いきや興奮して眠れない。。。
オーロラを生で見てオーロラって生きてるんだなーと実感。色々な形に変化してる。
観測初日にしてあんな見事なオーロラが見れたので旅の目的が達成でき少し気が楽になった。後一日は気楽にオーロラ観測を楽しもう♪
9番街ホステル周辺
朝泊ってる宿「91番街ホステル」の周りの風景をパシャリと撮り、3日の市内観光に申し込んだツアー会社にお金を払いに極寒の中歩いて10分から15分位の所まで無事たどりつけてお金を払い申し込み完了!!
ホステルに戻り今夜から2日間お世話になるチナホットスプリングスからの送迎を待ち、11時50分頃迎えの車が来て出発。他のホテルに着き日本人ご夫婦を乗せて再び出発。1時間半の旅。少しご夫婦達とお話しして、結構色んな国に行かれてるご様子。チナ温泉も来たことあるみたいで、その時すごいオーロラが見れたからまた来たらしい。旦那さんは英語出来る感じ。JALの直行便で来たと言っていた。心地よい揺れでうとうと・・。
そして1時間半後にチナホットスプリングスに到着。
フロントでチェックイン。前のご夫婦はオーロラが出たら電話で知らせてくれるという案内が。それは素敵なサービスだと思ったら私には何も言わない。?部屋のランクでサービスの違い?部屋に入ったらこっちの部屋には電話がない。確かここはインターネットwifiもなければ電話も衛星を使ってると書いてあったな。。後から聞いたらあのご夫婦は新しく出来たロッジに宿泊してたみたいでそこには電話があるらしい。(お高いけど^^;)ちょっとその辺散歩してトナカイ見たりして。
その後待ちに待った温泉に入りに行った。
ここチナホットスプリングリゾートはアラスカで唯一温泉に入りながらオーロラが見れるという施設。ー30℃の中を裸同然(一応水着着用)で外に出るのは勇気がいるかと思ったが、まあ一瞬の我慢ですぐ温泉には浸かれる。プールやジャグジーを通って温泉がある。岩風呂の大浴場。何人か入っていて、しかもほぼ日本人ばっか。ツアーで来てる人達みたいだった。深いから座れないと聞いていたが、ちゃんと浅い所などもあり、座ってのんびりする事も出来る。お湯はいい湯加減。少し奥に行くとちょっと熱めにはなっている。硫黄の匂いも奥の方が匂ってくる。湯加減は良いが、みんな髪の毛凍って白髪になっちゃってます!(^^)!
その中の一人の初老の方とずっとお話しさせていただき、その方も旅好きらしい。不思議と個々の温泉は知らない人と普通に会話して1時間位浸かってしまう事もざら。日本の温泉なんかこんなに浸かってないのに。そして部屋に戻りシャワーを浴び、夜のオーロラに備え1時間くらい睡眠。
その後併設してるレストランへ食事しに行った。メニューは日本語で書かれてた。まあ、アラスカ名物サーモンを食べてみようと思いサーモンとカニが食べたくてタラバ蟹のハーフ、サラダを注文。以外にも量は普通でサラダだけてんこ盛りだった。サーモンにはグリル野菜とパンのようなもの?なんだろう?がついていた。
お味は・・これまた以外!!正直アメリカって食事は期待してなかったのに、これは美味しい!!少し薄味だが濃くなくタルタルがまたよくあってかなりテンション⤴
タラバ蟹も美味しい。サラダはドレッシングにはち密でも入れてあるのか甘い。多分ブルーチーズが一緒に入れてあるからかな?ひたすら葉っぱだけだった。温泉からちょっとハイテンションでこのままオーロラ観測へ・・・つづく・・